「月曜散策」2024.12.23By SeimeiWada
(pho;三十三間堂「不退転」)
▲命題1
窮迫は庶民にとっての鞭(ムチ)である。退屈は上流階級にとっての鞭である。
▲命題2
達成すればすぐに飽きが来る。所有すれば魅力をうしなう。
▲命題2-1
願いや欲求は装いを新たに再び現れる。
▲考察
人生のもっとも清らかな部分とは、あらゆる欲求から無縁で純粋な認識作用にある。芸術の認識方式を思い浮かべてみよ。
苦痛は無数の違った姿をもって現れてくる。そして、それらは性欲、激情、羨望、嫉妬、憎悪、不安、金銭欲、病気をともなって、境遇や年齢と共に同伴してくる。
その同伴にうまくなじめないときに苦悩は、倦怠や退屈といった湿っぽい衣装をまとって、そぞろ頭をもたげてくる。
ホラティウスは語りかけてくる。心せよ、よし、逆境にありとても、保つべきは心の落ち着き。同じく順境にありとても遠ざけるべきは、すぎたる歓喜。
チラシのポスティングは
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[彼らは欲する。
絶望から身を守れるほどに成功し、
退屈から身を守れるほどに失敗する。
By SeimeiWada]