「土曜散策」2024.12.07By SeimeiWada
(pho;三十三間堂「不退転」)
▲命題1
イデアそのものをイデアから現象したものと区別することである。
▲命題2
意志の客観化の過程にある本質的なものだけがイデアを構成する。
▲命題3
イデアの展開とは個体の認識様式のなかにあるだけであり、個体にとって実在性を有するに過ぎない。
▲考察
イデアに属さず現象にのみ属しているもの、人類の歴史、時代の変遷。こういうものはイデアの現象の偶然的な形式であるにすぎない。
世界史という劇において意図と運命を等しくする同一人物が常に登場する。出来事の本質は同一である。
まるで曲カルミナ・ブラーナの始まりを告げる出だしのスタッカートの歯切れの良さは、時代の運命の流れを粉々に刻み込むかのようだ。
なんだかんだ言っても世の中の現実とは、生きるのだ、生きたいのだという人間の本性に基づいて、生まれながらの変わらない性格の、諸々の輩たちが群れを組んで、村の掟に従って、生き延びるという歴史を刻んでいく。まあ、大変面白い劇場である。自然の本性は、種族の種にのみ関心があって、個がどこを彷徨おうが、とんと無頓着である。その弟子である人間が永遠に争いごとに従事するのは至極当然のことであるにすぎない。その行き過ぎにセイブをかけるために神をつくり、村の掟をつくり工夫をほどこしたものが、現在の人間世界の現状であろう。
曲カルミナ・ブラーナの作曲者は一発屋だと悪口を小生に吹き込むものがいるが、それでもスタッカートは小気味がいい。
チラシのポスティングは
http://beauty.tyo.ne.jp/po.html
「全国のポスティング情報は」
https://www.posting-nippon.com
[彼らは欲する。
絶望から身を守れるほどに成功し、
退屈から身を守れるほどに失敗する。
By SeimeiWada]